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代表挨拶
『e便』サービス代表、株式会社ピー・エフ・ビー代表取締役の金山 哲です。

私は競争原理主義者です。市場原理主義者、新自由経済主義者とかも似たような意味です。

市場においては神のみえざる手によって、需要と供給と価格が最適化されるだけで、そこに正義やかわいそう等のエモーショナルなバイアス(歪曲)は存在しません。

ウミガメが産卵する浜辺では、多くのウミガメが卵を産んだとたんに鳥に卵を食べられたり、せっかく孵化した子どものウミガメも、やっぱり鳥に食べられたり、長い海への道のりで障害物に遮られ絶命したり、海までたどり着くウミガメは数パーセントにすぎません。

それを目の当たりにしてしまうと、できるだけ多くのウミガメを海まで運んであげたくなります。しかし、孵化したウミガメがすべて海にたどり着いてしまえば、海でのえさが不足し、結局ウミガメの生態系にはよろしくない結果となります。一見カワイソウな風景に手を差し伸べるウツクシイ行為は、問題の先送りや拡大に帰する愚行なのです。

ルーマニアではチャウシェスク政権の産めや、増やせや政策の置き土産として、非常に多くの子どもが産み落とされ、貧困のために捨てられ、ストリートチルドレンと化し、非常に厳しい生存状況に置かれています。

フィリピンのスモーキーマウンテンという、刺激臭のするガスが噴き出すごみ山でも、マスクをした少年少女が空き缶を拾ってはその日の糊口を凌いでいる状況です。

間違った投資をすれば敗者の待遇を得、労働に従事しなければ不労者の待遇が待っている世界はフェアでしょう。なにも問題はありません。

しかし、ルーマニアやフィリピンのストリートチルドレンが投資に失敗したのでしょうか?彼らの意思決定が非合理的だったのでしょうか?ストリートチルドレンは親や地域、国、社会が決断し実行した意思決定の結果にすぎません。彼らの存在自体が不遇の元凶であるはずがないのです。

ダーウィンの進化論によれば、増えすぎた種は間引き、調整されます。生物学の神は人間だけ特別扱いしてくれるだろうという考えはエゴ以外のなにものでもありません。たとえ人間であろうと、増えすぎた種は減るのが自然なのです。

しかし、2児の親として、息子と同世代のストリートチルドレンが食えず、成長に必要なカロリーが足りず、劣悪な環境の中で死ぬ寸前で人生を送っている光景は、受け入れ難いのです。それが孵化したウミガメを海まで運んでやる愚行と同意であったとしても、競争原理主義者の私はストリートチルドレンに食べ物を届けたい。それが問題の先送りで、ますます困難な問題に立ち向かうことになるのだとしても、刺激臭のガスが噴き出すごみ山や、極寒の冬の地下道から彼らを救ってやりたい。なぜなら、彼らが敗者の待遇を受けるのはあまりにアンフェアであるからです。

1枚の郵便はがきを『e便』に切り替えてもらうだけで、ストリートチルドレンに十分な食事を1食提供できます。『e便』のデメリットは受け取った人がハガキを手に取れないこと、たったこれだけです。あなたのサイフから寄付金を出してくださいというお願いではありません。はがきを、年賀状を『e便』に切り替えてください。そこから『e便』がスタートします。

21世紀のネット社会で、年賀状という文化が「年末くらいは『e便』でチャリティーに参加しよう」という文化に移り変わっていくことができれば、とても素敵です。

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